今年は柿の実付きが良いらしく、たくさん出来たから採って良いとのことで親戚のおばちゃんの家に行ってきました。
親父に昔ながらの柿を採る道具と干し柿作りを教えてもらいました。
目次
柿を採る道具
おばちゃんの家の柿の木は結構背が高く、普通の高枝切りばさみ位では届かない高さにかなり実が付いてました。
そこで親父が作った道具がかなり有能でした。昔からある道具と言っていましたが初めて知りました。
先端が枝を挟めるように加工してあります。
正直こんなので採れるのか疑問でしたが、使ってみるとかなり秀逸なアイテムでした。先人の知恵は素晴らしい。
使い方は、
- 先端の竹の割れ目に実がなっている枝を挟む
- 左右どちらかにねじって枝を折る
- 割れ目に枝ごと実が付いて採れる
という感じです。枝を折る時に反動で柿が落ちてしまい何個か割れてしまいましたが成功率は結構高い道具です。
やってみた感じは、柿の木は結構折れやすくバキッという感じで簡単に折れました。
ちなみに、柿の枝は写真のようにT字型に残します。これは干し柿を作る際にぶら下げるためです。
干し柿作り
家に帰って干し柿作りです。
まずは皮を剝きます。
皮むきは色々試した結果、上のヘタの周りは包丁で剥いて、あとはピーラーで剥くのがやりやすかったです。
皮むきが終わったら次はぶら下げるように2つセットにするのですが、ここである植物を使いました。
シュロという木の葉です。繊維が硬くてかなり丈夫らしく、昔の家は干し柿を作るためにシュロの木を植えていたらしいです。幹に生えている繊維もたわしの原料等になるらしいです。本当に昔の人は知恵が凄い。
干し柿はカビが生えやすいらしく、消毒をするために熱湯で5秒くらい煮ます。
あとは物干し竿に吊るして乾かします。約1週間後に表面が乾いたら揉んで柔らかくするみたいです。
採った柿を少しかじってみたのですが、とんでもなく渋かったです…
これが本当に甘くなるのかな…
さて、無事に完成するでしょうか。
コメント