人生後悔シリーズ④~貯蓄型保険&個人年金保険~

後悔シリーズ、今回は今までずっと入っていた貯蓄型の保険と個人年金です。

保険というものは使うか使わないか分からないものです。だからどうしても損をしたくないという心理が働きます。そこに落とし穴がありました…

目次

保険は必要、だけど…

最初に言っておきますが、私は保険は必要なものだと思っています。ですが、必要な保険とそうではない保険があります。若い時はそれに気が付きませんでした。はっきり言って本当に必要な保険は自動車保険(車両保険無し)、火災保険、掛け捨ての生命保険のみで十分です。

私の入っていた保険は貯蓄型の生命保険と個人年金保険でした。なぜこれに加入したかというと、就職してすぐに職場に出入りしていた保険屋さんに勧められたからです。本当に若い時というのは知識がなくて無防備な状態です。保険屋さんも別に騙そうとしている訳では無く、普通の営業として商品を進めてくれていました。掛け捨ての生命保険の説明もちゃんとありました。ただ、自分に正しい知識が無かったのです。

なぜ貯蓄型の生命保険がダメかというと、中途半端だからです。保険としては弱いし貯金としても何十年も払い続けて十数万円増えるだけというものです。掛け捨ての生命保険に難色を示した自分への保険屋さんは貯蓄型保険を紹介してくれました。その時の説明はこうでした。

保険屋さん

「今は低金利で銀行に預けていても全然増えない。貯蓄型保険なら銀行で貯金しているよりはずっと多く増えるので貯金しているつもりで保険にもなりますよ」

ワニ虎

そういうのを待ってたんですよ!自分、健康なんで保険たぶん使わないから損したくないんで。掛け捨て保険なんて金ドブに捨ててるようなもんじゃん意味わかんね。

保険屋さん

では、こちらにサインを…

こんな感じでした。

これは、私が保険と貯金を一緒にして考えていたからです。本来なら保険は保険、貯金は貯金と分けて考えなければいけません。

保険には入った方が良いと思っているけど、お金を増やしたいとも思っていて、更に損をしたくないという思いが混ざった思考回路になった結果、全ての要素が入っている商品を良いものと錯覚してしまったのです。

今の知識で貯蓄型保険をみれば、とんでもない商品だと思いますが、当時は全く疑う余地すらありませんでした。

保険は保険で適正な料金を掛け捨てで払い、増やしたいお金は自分で運用して増やす。これが正しい方法です。

そもそも、保険会社は預かったお金を運用して増やしています。そして、儲かった分からちょっとだけ上乗せして貯蓄型保険の契約者に返す。ということです。個人年金も同じようなものです。自分でできるのにわざわざ仲介業者を入れている…

投資は怖いからやらないという人が実は保険会社を通して高い手数料を払って投資をしているという事実に気付いていないのです。

保険は家の次に高い買い物と言われています。その保険選びを失敗して何十年も経ってしまうととんでもない額の損失を被っているのです。まさしく知らぬが仏状態です。私の両親もその一人ですが…

必要な保険だけに入る

最初に言ったとおり、保険は必要です。自動車事故や火災など人生が積んでしまうレベルのリスクに備えは必要です。

なので、適正な保険に入ることは必要です。ですが、ちゃんと自分で調べて勉強しないと私のようになります。私は貯蓄型保険を10年以上払い続けていました。額もそれなりになっていましたが解約した時は元本割れでした。思い切って解約する時は中々勇気がいりました。はっきり言って金銭面だけみれば貯金だけしていた方がマシでした。まさしく「安心」を買ったということです。

知識を身に付けて無駄な保険に入らないようにしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次