「むかご」というマイナーな食べ物があります。秋になると山芋のツルにできる実のようなものです。
味はまさに芋。素朴な味で美味しいです。
ただ、一つ一つが小さいから採るのが結構大変なので、祖父から教えてもらった便利な技を解説します。
傘は雨の時にだけ使うものでは無い
結論から言うと傘を使います。
むかごは一つ見つけるとその周りに複数できることが多いのですが、肉眼ですべて見つけることは困難です。
草木が生い茂っている中や手の届かない高さにできることが多いので、採りにくいのです。
そこで傘の出番です。雨の時には普通に傘をさしますが、むかごを採る時は傘を逆さまに持ちます。
そして、傘を見つけたむかごの下にセットしたら上の茂みを木の枝等でガサガサします。
すると、
このように落ちたむかごをキャッチできます。ツルに付いているむかごは触るとすぐに落ちてしまう程度にしか付いていないので、軽く揺らすだけでポトポト落ちてきます。
これは自然薯と呼ばれる芋のツルに出来たむかごなので、このツルを辿った先の土の中には芋があります。
ただ、掘るのが大変なので私は掘りません。むかごなら簡単に採れるのでお手軽です。
今回は子供と1時間半くらい散歩しながら集めました。
むかご料理
採れたむかごの処理方法
- 水洗いして葉っぱ等のゴミや浮いたものは取り除く
- 少し天日で干す
まず水で軽く洗います。
カメムシとかいたけど無視しました。虫以外にも浮いてくるものは取り除きます。
中が虫食いしているものや空洞のものは浮いてきます。
綺麗に洗えたらザル等で広げて天日で乾かします。濡れたままだと傷みやすいですが、よく乾かすことで日持ちが良くなります、たぶん。そんな気がします。
今回は大きいものと小さいものを分けました。小さいのは炊き込みご飯にして大きいものは別で調理することに。
小さいものは玄米で炊き込みご飯に。健康的。
大きめのものは醤油、みりん、砂糖で煮付けました。
むかご美味いです。来年も食べたい。
日持ちするように天日で干したのに美味すぎて一日で完食したので干す工程はいらなかったかも…
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